はじめに
SNS投稿用の動画編集ツール「CapCut」。
簡単で直感的な使い心地から、SNSやオンライン活動に力を入れているお教室の先生が多く利用しているようです。
ご相談もあったので不安になってる方もいると思います。

このアプリを商用利用して大丈夫?
こんな心配する方も少なくないはず…
この記事では、CapCutの商用利用に関するポイントや注意点を明確にし、おすすめの代替ツールもご紹介します。
『基本を大切に、自分らしい表現を楽しむ場所』をテーマに、
オンラインでアイシングクッキーを学べる教室を運営している石黒まりこです。
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CapCutの商用利用の範囲を解説
CapCutの利用規約によると、基本的に「個人用途」での利用を推奨しています。
商用利用は一部可能とされていますが、明確な制限が設けられています。
商用利用可能なケース
自分で撮影・作成した素材を使用する場合
オリジナルの動画や画像であれば商用利用も問題ないとされます。
例:自分が撮影したアイシングクッキーの作成動画をCapCutで編集し、SNSで投稿する。
CapCutの一般的な編集ツールの使用
トリミングや音量調整など、利用しても問題ない範囲に入ります。


商用利用NGなケース
アプリ内の著作権付き素材を使用した場合
CapCut内のスタンプや音楽は商用用途での使用が禁止されています。
例:レッスン動画にCapCut提供の音楽を使用し、有料販売すること。
CapCutロゴを含む動画をそのま商用利用
無料版の場合、CapCutロゴが含まれることがあります。これを商用用途で使用するのは利用規約違反になる可能性があります。
規約が明確されていない場合
CapCutの規約はこれまでに変更されていることもあり、すべてのケースに対応しきれていないこともあります。
CapCutの商用利用を避けるべき理由
トラブルが発生しやすいため、問題の原因になりうる
SNSや販売用レッスン動画において、著作権闘争や利用規約違反が問題になる可能性があります。
例えば、CapCutで提供される音楽を使用した動画を有料のレッスン案内に使用した場合、著作権違反を指摘されるリスクがあります。
また、無料版のロゴ入り動画を使用して宣伝を行うと、視聴者に対する信頼を損ねる可能性もあります。
特に、教室の信頼を促進するためには、こうした問題のあるツールを避けることが重要です。
規約変更の可能性
過去にもCapCutの規約が変更された事例があり、使用者が気づかずに規約違反となっている場面もありえます。
うっかり問題を起こさないためにも、書面上明確なツールを使用するほうが安全です。
商用利用を避けるべき主なポイントまとめ
理由 | 特徴 |
---|---|
著作権リスク | CapCut内の素材使用が商用利用規約に反する場合があります。 |
規約の曖昧さ | 商用利用の範囲が明確でなく、後から規約変更される可能性があります。 |
ロゴ付き動画の使用禁止 | 無料版ではロゴが入るため、商用利用として使うのはリスクが高いです。 |
トラブル発生時の影響 | 教室の信頼や収益に悪影響を及ぼす可能性があるため、慎重なツール選択が必要です。 |
こうした理由から、CapCutの利用においては慎重に判断し、代替ツールを検討することをおすすめします。
利用規約にも明記されているのですが「CapCutで作成した動画の権利はいかなる理由があっても全ての権利をCapCutの会社であるBytedance社に付与する」とあります。
これは、作成した動画のプライバシー権やパブリシティ権、人格権、その他の権利などの全てを放棄することを意味します。
つまり、作成した動画はフリー素材になるため、誰でも自由に加工・編集ができてしまうんですね。
そのため自分の顔や、何らかの個人情報が入った動画をアップした場合、万が一誰かがそれをどこかにアップする恐れも、可能性としては考えられます。
代替ツールのご紹介
問題の少ない代替ツールを使用することで、問題を避けつつ、信頼を高めることができます。
有料ツール



私はこの3つを利用しています。
料金 | 特徴 | |
---|---|---|
Canva Pro | 月額1,500円〜 | デザインから動画編集まで オールインワンで完結。 著作権フリーの素材も安定。 |
Filmora | 買い切りプランあり (約20,000円) | 初心者向けで直感的に操作可能。 ロゴなしの高質動画が作れる。 |
VLLO | 無料版(ロゴ付き) 有料版(買い切り約約2,820円) | スマホ特化で簡単操作。 商用利用可能な素材が豊富で、 初心者からプロまで幅広く対応。 |


無料ツール
料金 | 特徴 | |
---|---|---|
DaVinci Resolve | 無料 | 無料とは思えないプロ仕様。細かい編集まで対応可能。 |
iMovie(Macユーザー向け) | Macに標準搭載されているので追加費用なし。初心者でも使いやすい。 | |
SNSでのリール動画とCapCut利用の注意点
商用利用のリスク
間接的な商用利用のリスク
CapCutで作成したリール動画が教室の宣伝や有料レッスンへの誘導を目的としている場合、間接的な商用利用と見なされる可能性があります。
著作権付き素材の使用禁止
CapCut内の音楽やエフェクトなどの著作権付き素材を使用した場合、商用利用は完全に禁止されています。
無料版ロゴの影響
無料版で生成される動画に含まれるCapCutロゴをそのまま使用すると、商用利用違反のリスクが高まります。


推奨される対策
商用利用可能な素材のみを使用する
音楽やエフェクトを外部で調達し、著作権の問題がない素材で動画を作成する。
商用利用が明確に許可されたツールを活用する
CanvaやVLLO、Filmoraなど、商用利用可能なツールで安全に編集する。
結論
CapCutは便利な動画編集アプリですが、商用利用にはいくつかの注意点があります。
特に著作権付きの素材やロゴの取り扱いには注意が必要です。
問題を避けるためには、商用利用可能な代替ツールを選ぶのが安全です。
今回紹介したツールを活用することで、安心して動画編集を楽しみながら、講師活動の質を高めることができます。
デジタルツールを上手に使いこなして、あなたの教室や活動をさらに魅力的にしていきましょう!
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